成田山を挟んで成田駅の反対側(イオンモールのある方向)から
車で入れます。
表参道は土日には車で入れませんので、新勝寺のすぐ下まで入れる
この道は便利です。

駐車場から上り坂を1分も登れば大本堂の大屋根が見えてきます。
坂の両側には大小さまざまな寄進者の石碑が林立していて、
「金壱百円」とか「金壱萬円」とか、彫られている文字を見ると時代を感じます。
一つ一つ読んでいったら1時間はかかりそうです。

円形の広場を囲むように土産物屋や占い部屋が並んでいます。

早朝のせいか15、6軒が並ぶ占い部屋はまだほとんど開いていません。
日中は人気のある占い師の部屋の前には行列ができています。
聖天堂、釈迦堂(安政の本堂)の前を通って大本堂へ。

見慣れた大本堂ですが、正面から階段を上って見たいつもの姿とは違う感じがします。
こんなにシンプルだったのか、とあらためて驚きます。
屋根やひさしに装飾らしきものが見当たりません。
質実にして雄大なその姿は、まさに成田山新勝寺そのものです。

たまたま千葉県の消防団の集会に出会いました。
揃いの法被に鉢巻きをした男たちが表門から、裏門から、
続々と集まってきます。

居合わせた外人さんが興味深げに遠くから眺めています。
日本の伝統的な風物はどのように映っているのでしょう。

正月には表参道から境内まで人の波が押し寄せ、
その全容を見る機会も余裕もありませんが、
参拝客の少ない早朝に訪れた大本堂は、荘厳な雰囲気で圧倒してきます。

成田山にお参りする次の機会には、
表参道側から総門から仁王門をくぐり、大本堂を見上げてみたいと思います。

帰りの坂道で散り残った梅の花が目に入りました。
満開はとうに過ぎてもなお、ほのかな香りを漂わせる梅の木にも、
お不動様に手を合わせた後では、何かご利益がありそうで、
そっと頭を下げて通り過ぎました。
※成田山裏門
駐車場があり、車で本堂の傍まで行けます。
東関道成田インターを降りて295号線を成田市街方面へ、
道なりに408号線に入りイオンモールを右手に見て「成田山裏門入口」を
左折。約1.5キロ程度で左側に駐車場。(600円)
イオンモールから徒歩で約20分。京成成田駅西口からイオンモール行き
シャトルバス(200円)でイオンモールまで行き、お参り後は表参道から
JR、京成駅へというコースもおすすめです。