
「本公園は、成田市の北西の市街化調整区域に位置し、JR成田線下総松崎駅から北へ
約1kmの地点にあり、主要地方道成田安食線と成田安食バイパスに挟まれています。
本公園は、平成元年度のふるさと創生事業をきっかけとして、約5haの水面を有する
坂田ヶ池を取り囲み、豊かな自然と水に親しめる市民の憩いの場として整備した総合公園
で、北側に隣接する体験博物館「千葉県立房総のむら」と一体でご利用いただけます。
園内の遊具は、印旛沼周辺に古くから伝わる龍神降雨伝説にちなんで大龍・小龍の形を
しています。また江戸時代に灌漑用として作られた坂田ヶ池には、洪水を防ぐために人柱
にされたという悲しい母と子の物語が今に伝えられています。」
[成田市ホームページ(公園緑地課)より]
成田市ホームページ・坂田ヶ池総合公園 ☜ ここをクリック



よく使われる広さの比較で言うと、「坂田ヶ池」の水面の広さは、東京ドームより一回り
広い位ですが、入り組んだ形をしていますから、もっとずっと広い感じがします。
「坂田ヶ池総合公園」の広さは約17.2haですから、東京ドームの約3.7倍の広さです。

駐車場には県外のナンバーも見えます。
池の周りを時計回りに散策してみましょう。



まず目に入るのが広い芝生の斜面、「斜面広場」です。
前方には大きな吊り橋とジャンボスライダーが見えています。




斜面広場の左側には散策路に沿って「龍の泉」と名付けられた小さな流れがあり、右側には
ジャンボスライダーへ向かう階段があります。


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坂を登ると「森のあそび場」があります。
大きな龍と小さな龍をイメージした、クネクネと曲がった遊具類がたくさんあります。
登ったり、滑ったり、ぶら下がったり・・・、子供たちの歓声が聞こえるようです。
この公園には龍に因んだ名前や施設がいくつかありますが、それはこの地域に伝わる龍の
伝説に因んだものです。
「むかし印旛沼のほとりに心優しい人たちの村がありました。近くの村の人たちは、もちろん
印旛沼に住んでいた竜からも好かれていました。ある年のこと、印旛沼一帯が大日照りで
村の人たちは困り果て一生懸命雨乞いをしました。こうして、いく日か過ぎると、いつも遊び
に来ていた印旛沼の竜が現れて 「日ごろの恩返しに大竜王にしかられて体が断ち切られ
ても雨をふらすべえ」 と言って天に昇りました。しばらくすると空はにわかに曇り始め、大粒
の雨が降ってきました。村の人たちは喜び、天をあおいで竜に手を合わせていました。
すると突然、天を裂くような雷が鳴り、稲妻が走り一瞬村中が明るくなったとき、中天で竜の
姿が三つに裂けるのが見えました。雨に喜んだ村人たちは 「やっぱりオレたちの身代わり
になったんだな」 と悲しみに包まれました。三つに裂かれた竜の体は、頭が安食に、腹が
本埜に、尾が大寺(八日市場)にそれぞれ落ちていました。村人たちは、義理堅い竜の心を
偲んで、せめて供養でもと、それぞれの場所に竜角寺、竜腹寺、竜尾寺を建てたと伝えられ
ています。」
(成田市ホームページ「坂田ヶ池総合公園」より)
※ この龍の伝説に関わる「龍角寺」「龍腹寺」「龍尾寺」については、リンク先を本文の
最後に記載しています。

ここは結構高い場所になっていて、ずっと下に池の水面が見えています。

「りゅうのみち」と名付けられた吊り橋。


吊り橋の上からは、木々の間からジャンボスライダーが見え隠れし、眼下には斜面広場が
広がっています。


管理棟の右手にはキャンプ場があります。



テントサイトは28か所あり、使用料は以下のようになっています。
午前9時~午後4時まで 午後4時~翌日の午前9時
一般・学生 200円 200円
小・中学生 100円 100円
幼 児 無料 無料
[かまど及びテーブルセット]
610円 610円
[詳しくは公園管理事務所 0476-29-1161 (午前9時~午後4時半)まで]



このジャンボスライダーは全長78メートルもあります。
お尻に敷くダンボールを持参すると、良く滑れます。


散策路は適度なアップダウンがあり、緑がいっぱいです。


水辺には沈みかけた木船があったり、干潟のようなところがあったりして、変化があります。



ダイサギやアオサギが羽根を休めています。

西洋風のあずまやで「ガボゼ」と言います。
レジャーシートを敷いて、家族連れがお弁当を広げていました。

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池の中央には浮橋があり、人が渡っていると水鳥たちが寄ってきます。

「中央広場」でちょっと一休み。
この続きは明後日に・・・
「小さな龍の伝説が結ぶ三つの寺」はこちら。
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「家族連れでお弁当持って・・・坂田ヶ池総合公園(2)」から来られた方、
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