
祭りもそろそろ終わりです。
屋根の上の若衆の表情にも安堵の色が浮かんでいます。

3日目の後宮は薄日が差す祭りにとっては絶好の天候に恵まれました。
山車の上に立つ人形を見ることができて、本当に良かったと思います。


祭りの初めに集合した大本堂前に再集合して総おどりを行った後、
それぞれの町内へと山車や屋台は帰って行きます。



皆さん、3日間お疲れ様です。



総門前に戻った山車の人形も、心なしかホッとしているように見えます。

境内に戻って大本堂から見下ろすと、香閣の位置が何か違うことに気付きました。
いつもは仁王門の階段を上った正面、境内の真ん中近くにあるのに、
三重塔の横まで移動されています。
大きな山車や屋台が集合するために、一時的に動かしたのですね。

境内もほとんど人影が見えなくなってきました。
何んとなく祭りの後の寂しさが感じられます。

3日間賑やかに各町内を練り歩いた御神輿は
静かに清瀧権現社の前で休んでいます。

今晩は午後9時まで奥之院の扉は開いています。
訪れる人もほとんどいなくなりましたが、
二人のお坊さんはもう少しここに座っていなければなりません。

賑やかな祇園祭は終わりましたが、静かな奥之院の祇園会はあと3日続きます。